学校日記

新たな災害時訓練の様子

公開日
2025/05/01
更新日
2025/05/01

お知らせ★

本日、新たな災害訓練を行いました。

2枚の写真は、1年生と6年生の振り返りの際のようすです。1年生は、担任との対話で「放送がこわかった」など感想を言ってくれていました。6年生は、タブレットで「隣の子がいなくて、廊下で倒れていて心配になりました。」「みんなで声を掛け合って安心しました」等、振り返りを書き込み、みんなで共有していました。どのクラスも真剣に振り返りをしていました。

さて、新たな災害時訓練とは?

日本は、近年の大規模震災を経験し、各地で災害時訓練の見直しが行われました。その中で、大きな気づきとなったことは「震災時は、必ずしも、校舎の外に避難する必要はない」ということです。大震災時に、現代の技術で耐震補強された学校の校舎は崩れたことはないそうです。つまり、次いつ起こるかわからない余震におびえながら、また、いつ落ちてくるかわからない棚の荷物や割れたガラス等をよけながら避難するのであれば、丈夫な教室の中で頭を守りながら余震が収まるのを待った方が得策であるという考え方です。また、真冬や真夏時に避難し外で待つことも酷なことです。

上記のことを踏まえ、新たな災害時訓練を実施することとしました。本日は、子ども達にけが人や病人の役割演技をやってもらいました。各クラスにいるけが人や病人を思いやりながら自分の身も守ることを一人一人が考えて行動できました。そして、教職員は、子ども達の様子を見守り、不安な状況を落ち着かせ、緊急のけが人や病人がいたら保健室にタンカで搬送するという訓練をしました。まだまだ、本校の災害時訓練は始まったばかりです。教職員も多くの子ども達の命を守るためにはどのようにしたらよいか悩みながら訓練を実施しています。

保護者の皆様は、先日、配布させていただきました、「学校公開日のお知らせ」及び「新たな災害時訓練と引き渡し訓練のお知らせ」に詳しく掲載しておりますのでご覧ください。地域の皆様は、5月10日(土)に行われます、学校公開日にぜひお越しいただき、本日行われた訓練の様子を、体育館で動画視聴いただき、ご確認ください。

いつ起こるかわからない、大規模災害に備えて、子ども達の命を守る方法を、地域の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。ご協力お願いいたします。