校長室の窓を開けて、校庭の方に、朝ごはんの残りのパンを見せると、カー子が飛んできました。　「ムムム！？　カー子についに恋人ができたのかな？」　カー子が南校舎の上からこちらを見ていますが、いつものように、校長室の窓の下に飛んできてくれません。　目を凝らして眺めてみると、南校舎の上に、もう一羽のカラスが。　「カー子。よかったねぇ。」そうつぶやく間もなく、もう一羽、画像の右側のカラスが遠くへ飛んでいきました。　一羽になったカー子がいつも通り、パンを食べに来ました。