「見通し」をもつ大切さ
- 公開日
- 2024/11/08
- 更新日
- 2024/11/08
学校日記
若い先生だった頃、「習熟度別学習」について研究したことがありました。簡単に説明させていただくと、一人一人の児童生徒さん(学習者)の、理解度によって、学習者のペースで学べる授業を実践することです。 その時に、学習者の進度を分かりやすく表すことはできないかと試行錯誤しました。時には、将棋の駒になぞらえ、スタートが「歩」でゴールが「王将」。時には、日本地図になぞらえたりと、学習者と教員が楽しみながら、自分のペースで学習できる授業を考えました。 4年生の先生が黒板に描いた「授業の見通し」に関する図を見て、「あぁ! こういう方法もあったのか。」と若い先生の頃を思い出しました。 課題にチャレンジして、先生から合格がもらえると、子どもたちが嬉しそうに、自分の名前のプレートを進めて行きます。 そして、ゴールには、先生の大好きなパンダちゃんが待っています。 パンダちゃんまでたどり着いた子どもは、すきま時間を使って、自主的にやることを決めて、挑戦します。 お隣のクラスでは、「用水路」について学んでいました。 日本は水道の蛇口をひねれば、飲むことのできる水が当たり前のように出てきますが、それは、多くの人々の努力によって実現していることを学んでいました。