平和について語り合ってみませんか?
- 公開日
- 2022/09/11
- 更新日
- 2022/09/11
学校日記
おはようございます。昨日も鶴ニ小の環境整備や鶴ニっ子たちの知的好奇心をこちょこちょするイベントにご尽力くださり誠にありがとうございました。 私は地域の方々とお話しする機会を楽しみにしています。 今の鶴ニっ子たちのこと。昔の鶴ニ小のこと。昔の鶴ヶ島市のこと。子育て後、定年後の第二の人生の過ごし方、趣味の話、農作物の育て方、戦時中の話……。これまで、本当に色々なお話を拝聴しました。 昨日、地域の方々と環境整備中の休憩時に第二次世界大戦中の東京大空襲の体験話を聞かせていただきました。kさんは小学生時代に浅草で暮らしていたそうです。3月のある日、B29という大きな爆撃機が何十機も低空で飛んできて、焼い弾をたくさん落としてきたそうです。飛行機の下の部分が燃え上がる街の炎で赤くキラキラと輝いていたそうです。お母さんとリヤカーにふとんと幼いきょうだいをのせて、言問橋まで逃げたのですが、炎が後ろから迫ってきて、家族で一度は死を覚悟したそうです。お母さんが、一か八かとリヤカーから橋の下の土手の部分にふとんを投げ落とし、家族は橋の上から土手の上のふとんに飛び降りて、どうにか事なきを得たとのことです。残念ながら、空襲で生き残ったクラスメイトは3人。担任の先生もお亡くなりになってしまったそうです。焼け出された後に「お腹いっぱい食べなさい。」と親戚の方が重箱いっぱいのおにぎりを食べさせてくださったそうです。「あの時のおにぎりのおいしさは86歳になった今でもはっきり覚えている。亡くなった友だちの分も長生きして、鶴ニ小の子どもたちのためにできることを一生懸命頑張りたい。」と涙を流していらっしゃいました。 今日は感染予防対策をしながら、家族・地域で平和について語り合ってみませんか?