優しさのバトン
- 公開日
- 2023/11/25
- 更新日
- 2023/11/25
学校日記
2時間目の1年生の子どもたちは、2クラス合同で校庭で体育の授業に励んでいました。子どもたちの元気な声が校庭から校長室へ届いてきました。業間休み終了のチャイムが鳴ると、1年生の女の子が昇降口から走ってきました。「どうしましたか?」「校長先生。水筒を階段のところに置いたままです。」 女の子が階段の方へ走っていくと、男の子が女の子へ「水筒でしょ。はい、どうぞ。」水筒を渡しました。「どうもありがとう!」と女の子もうれしそうにお礼を言いました。 2人がうれしそうに昇降口の方へ向かう様子を見送りながら、「お友達のためにえらいですね。」褒めました。 もう、校庭に子どもたちは残っていないかな? 校庭を見回すと、朝礼台のところに、4人の1年生の子どもたちがいました。 何やら相談しているようで、遠くから見守っていると、「よいしょ。よいしょ。」と掛け声を合わせながら、朝礼台の上に忘れられていた、水筒やメモボードや洋服を手分けして運んでいるようでした。「あなた方も、お友達のためにえらいですね!」 教室から、4人のことを見守っていた1年生たちが、「あと2分で3時間目のチャイムが鳴るよ。」と教えてくれました。「ありがとう!」 4人は小走りに急ぎます。 昇降口のところにくると、緑のマットがずれていることに気付き、協力して直してから、教室へ向かいました。 たくさんの「優しさのバトン」があふれていました。