学校日記

平和の尊さについてみんなで考え、語り継ごう!

公開日
2024/07/13
更新日
2024/07/13

学校日記

 小学生の頃、毎年、夏休みが近づくと、地域にある公民館や文化センターで「戦争に関する映画」が上映されました。 自宅の近所に住むおばあちゃんやおじいちゃんから、「戦争があったころのお話」をよく話していただきました。話が終わると、目に涙をいっぱいため、柔らかく温かい手で頭をなでてくれながら、「あなた方で戦争のない時代を作るんだよ。」と優しい言葉をかけてくださったことを、大人になった今でも覚えています。 大人になって、中学校の国語の先生になりました。中学校の国語の教科書に戦争にふれた教材が入っていて、生徒さんから「先生。どうして、戦争のない時代に、戦争に関する教材を学習するのですか?」という素朴な質問をされました。 質問に対する答えを伝えてしまうことは簡単ですが、「生徒さんたちのどうして?」を大切にしたかったので、「もとひめゆり学徒隊だった方」や「戦争体験をなされた方々」にお願いして、生徒さんの前でお話をしていただきました。 「戦争の悲惨さと平和の尊さ」について深く考え、未来に語り継ぐ。 私たちには、平和な世界のための語り部になる使命があるのかもしれません。